IT用語帳

FTA(故障の木解析)

Fault Tree Analysis

えふてぃーえー

望ましくない事象(頂上事象)から出発し、その原因をAND/ORゲートで展開してツリー構造で表現する安全解析手法。トップダウンのアプローチで、故障の組合せや共通原因故障を分析する。発生確率の定量的計算にも使用される。
セーフティとセキュリティ > 安全設計手法

関連キーワードの用語

ESFMEA(故障モード影響解析)

システムの構成要素ごとに想定される故障モードを洗い出し、その影響と重大度を分析する安全解析手法。ボトムアップのアプローチで、設計段階での潜在的な故障を体系的に特定し、対策を講じるために使用される。

ESHAZOP(ハザード・オペラビリティ分析)

プロセスの各パラメータに対してガイドワード(過大、不足、逆、無し等)を適用し、正常からの逸脱とその影響を系統的に分析する安全解析手法。プラントや化学プロセスの安全性評価で広く使用され、IEC 61508でも推奨される。

ESトレース機能

プログラムの実行履歴(命令アドレス、データアクセス等)をリアルタイムに記録する機能。ARM CoreSight ETM、RISC-V Nexus Traceなどがある。実行パスの確認、性能プロファイリング、タイミング問題の解析に使用される。

ESフェールセーフ

システムに故障が発生した場合、安全な状態に移行するように設計する原則。例えば、信号機の故障時に赤信号を表示する、エレベータのロープ切断時にブレーキが作動するなど。安全重要システムの基本的な設計思想。

ESフェールソフト

システムに故障が発生した場合、機能を縮退させながらもシステム全体の稼働を継続する設計原則。完全停止を避け、最低限の機能を維持する。航空機のフライバイワイヤやプラント制御システムなどで採用される。

ESフールプルーフ

人間の誤操作が事故や故障につながらないように設計する原則。例えば、蓋を閉めないと動作しない電子レンジ、ブレーキを踏まないとエンジンがかからない自動車など。ヒューマンエラーを前提とした安全設計手法。