IT用語帳

デジタル署名

Digital Signature

でじたるしょめい

公開鍵暗号技術を用いて、データの送信者の認証と改ざん検出を行う仕組み。送信者が秘密鍵でデータのハッシュ値を暗号化し、受信者が公開鍵で検証する。ファームウェア更新やセキュアブートでの正当性検証に使用される。
セーフティとセキュリティ > セキュリティ規格と認証

他の資格での定義

IPデジタル署名

送信者の秘密鍵でデータのハッシュ値を暗号化して付与する電子的な署名。受信者は送信者の公開鍵で検証し、データの改ざんがないことと送信者の本人確認を行える。

SGデジタル署名

公開鍵暗号技術を応用して、電子文書の作成者の本人確認(認証)と、内容が改ざんされていないこと(完全性)を保証する技術。送信者が秘密鍵で署名を作成し、受信者が公開鍵で検証する。否認防止にも有効。

FEデジタル署名

公開鍵暗号技術を応用し、データの作成者の本人確認(認証)とデータの改ざん検知(完全性)を実現する技術。送信者が秘密鍵で署名を作成し、受信者が公開鍵で検証する。電子文書の真正性保証に使用される。

APデジタル署名

送信者の秘密鍵でメッセージのハッシュ値を暗号化して生成する電子的な署名。受信者は送信者の公開鍵で復号し、メッセージの改ざんがないこと(完全性)と送信者本人であること(認証・否認防止)を検証できる。

NWディジタル署名

送信者の秘密鍵でデータのハッシュ値を暗号化して付与する電子的な署名。受信者は送信者の公開鍵で検証し、データの改ざん検知(完全性)と送信者の認証(真正性)、否認防止を実現する。

SCデジタル署名

送信者の秘密鍵でメッセージのハッシュ値を暗号化したもの。受信者は送信者の公開鍵で復号・検証することで、送信者の認証(なりすまし防止)とメッセージの改ざん検出を実現する。否認防止にも利用される。

関連キーワードの用語

ES共通鍵暗号方式

暗号化と復号に同じ鍵を使用する暗号方式。AES(128/192/256ビット)が代表的。処理速度が速く、組込みデバイスでのデータ暗号化に適する。鍵の安全な配送・管理が課題となる。

ES公開鍵暗号方式

暗号化と復号に異なる鍵(公開鍵と秘密鍵)のペアを使用する暗号方式。RSA、楕円曲線暗号(ECC)が代表的。鍵配送の問題を解決するが、共通鍵暗号に比べて処理負荷が大きい。デジタル署名やTLS通信の鍵交換に使用される。

SGMAC(メッセージ認証コード)

共通鍵を使ってメッセージから生成される固定長のコード。メッセージの完全性(改ざんされていないこと)と、送信者の認証を同時に実現する。送信者と受信者が同じ共通鍵を共有している必要がある。

SC公開鍵基盤(PKI)

公開鍵暗号方式を基盤とした認証・暗号化の仕組み。認証局(CA)がデジタル証明書を発行し、通信相手の正当性の確認やデータの暗号化・電子署名を実現する。CA、RA(登録局)、VA(検証局)、リポジトリなどの構成要素からなる。

SCTPM(Trusted Platform Module)

暗号鍵の生成・保管、プラットフォームの完全性検証などを行うセキュリティチップ。PCのマザーボードに搭載され、ディスク暗号化(BitLockerなど)やセキュアブートの基盤として機能する。

SCメッセージ認証符号(MAC)

共通鍵を用いてメッセージの完全性と送信者の認証を検証するための短い情報。送信者はメッセージと共通鍵からMACを生成し、受信者は同じ鍵で検証する。HMAC、CMACなどの方式がある。デジタル署名と異なり否認防止はできない。