IT用語帳

WBS(作業分解構成図)

Work Breakdown Structure

だぶりゅーびーえす

プロジェクトの成果物と作業を階層的に分解した図。最下位レベルのワークパッケージまで分解し、プロジェクト全体の作業範囲を可視化する。スコープベースラインの構成要素であり、スケジュールやコストの見積りの基礎となる。100%ルールに従い、上位レベルの作業が下位レベルの作業の合計と等しくなるよう構成する。
プロジェクトのスコープマネジメント > スコープの定義とWBS

他の資格での定義

IPWBS

プロジェクトの成果物や作業を階層的に分解・構造化した図。作業の漏れや重複を防ぎ、スケジュールやコストの見積り、担当者の割り当ての基礎となる。最下位の要素をワークパッケージと呼ぶ。

SGWBS

プロジェクトの作業を階層的に分解して構造化した図。成果物を基に作業を細分化し、管理可能な単位(ワークパッケージ)まで分解する。スケジュールやコストの見積りの基盤となる。

FEWBS

プロジェクトの作業および成果物を階層的に分解・構造化した図。プロジェクトのスコープを明確にし、作業の洗い出しと見積りの基盤となる。WBS辞書と併せてスコープの管理に用いられる。

APWBS

プロジェクトの成果物を階層的に要素分解した図。作業を管理可能な単位(ワークパッケージ)まで分割し、スコープの全体像を可視化する。100パーセントルールに従い、上位の作業はすべて下位の要素に分解される。スケジュールやコスト見積もりの基盤となる。

STWBS

プロジェクトの作業を階層的に分解し、管理可能な作業単位(ワークパッケージ)にまで詳細化した構造図。スケジュール作成やコスト見積もりの基礎となる。

SAWBS(作業分解構成図)

プロジェクトの成果物を階層的に分解し、作業を体系的に整理した図。最下位の作業単位(ワークパッケージ)まで分解し、スケジュール策定、コスト見積もり、責任分担の基礎とする。

関連キーワードの用語

PMスコープマネジメント計画書

プロジェクトスコープの定義、検証、コントロールの方法を規定する文書。WBSの作成方法、スコープ変更の管理手順、成果物の受入基準などを記載する。プロジェクトマネジメント計画書の補助計画書の一つ。

PMプロダクトスコープ

製品、サービス、または結果を特徴づける機能や特性の総体。プロダクトスコープの達成度はプロダクト要求事項に照らして測定される。プロジェクトスコープとは区別され、プロダクトスコープはプロジェクトの成果物の特性を定義する。

PMプロジェクトスコープ

プロジェクトで実施すべき作業の範囲。指定された特性と機能を持つプロダクトを生み出すために行う必要がある全ての作業を含む。プロジェクトスコープの達成度はプロジェクトマネジメント計画書に照らして測定される。

PMスコープベースライン

プロジェクトスコープ記述書、WBS、WBS辞書の3つから構成される、承認済みのスコープの基準。スコープのパフォーマンスを測定・比較するための基準として使用され、正式な変更管理手続きを経てのみ変更できる。

PMスコープクリープ

正式な変更管理手続きを経ずに、プロジェクトのスコープが拡大していく現象。ステークホルダからの小さな要求が積み重なり、スケジュール遅延やコスト超過を引き起こす。スコープ管理プロセスとCCBによる統制で防止する。

PMゴールドプレーティング

ステークホルダから要求されていない余分な機能や品質をプロジェクトの成果物に追加すること。スコープクリープとは異なり、プロジェクトチーム側が意図的に行う点が特徴。不要な作業によりコスト増加やスケジュール遅延を招くため避けるべきとされる。